テルミンで電球やドリルをコントロール!? 電子古楽器研究仲間の藤野純也さんと実験!! #SY展 5日目

↓この記事からの続きです
ピカルミンやSX-150でセッション 熊秀創吉さんの動画 無と有さん #SY展 4日目 (2)

この記事はMake: Japanさんに紹介して頂きました!有難うございます!このツイートを教えてくれたもとじぃさんもありがとう!


※上記の説明が間違っていますので、Makeさんの元々の記事に訂正を追記して頂きました。有難うございました。また下記に正しいシステムの解説もあります。

2016年1月に自宅で行った展覧会の5日目。
電子古楽器研究仲間の藤野純也さんが、
MACでPure Data、そしてテルミンを持って来てくれたので、
2人で怪しい実験!?をしました(笑)。
そのときにツイートした動画をまとめみました。


●藤野さんの解説
ずいぶん前にPure Data上に組んだリズミコン・シミュレータを用いてArduinoを介したSYSTEM Yをドライブしています。
電子音は一切使用していないといことが重要。「機械音」を制御してリズムを演奏するだけでここまでカッコ良くなるというのは予想外。1910〜1920年代の音楽家が「都市の騒音」にたいして抱いていたのはこのようなカッコよさだったのかもしれないと感じた実験でした。

●米本の解説
テルミンの音程と音量に合わせて出力されるCV(電圧)の変化を、秋月のキットを元に設計した調光器とPICマイコンを組み合わせたSYSTEM Yのユニット「CV調光器」に入力。CVに合わせて中の電気量が変化し電球やドリルをコントロールしています。

●藤野さんの解説
CV出力付きテルミンで電動ドリルの回転速度を制御!
あまりのシュールさに耐えきれず、演奏しながら吹いてしまっていますが
ただのバカ実験じゃないじゃ済まされない発見があった。
多分、実際に自分でテルミンでドリルを回す体験をしてみたいと分からないことだと思うのですが、指でドリルのレバーを引く操作では絶対に不可能な微細な制御がテルミンを使うと実現するんですよ。
どれほど音楽は音の微細な制御を要求し、いかに楽器というインターフェイスはそれを実現するように作られているのかということを痛感しました。
余談ですが、ピストルににた形のコントローラ(それこそ電動ドリルのレバーみたいな)で車を走らせて競争するおもちゃ(正式名称なんていうんでしょうか)をテルミンで制御したらおもしろいんじゃないだろうか。

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#SY展 7日目 萩原悠さん 高橋貴子さんが遊びに来てくれました

藤野純也さんから、ご自身の論文「ストコフスキーのエレクトリック・オーケストラ-計画の詳細とその経緯-」の抜刷を頂きました。
藤野純也さんの「ストコフスキーのエレクトリック・オーケストラ-計画の詳細とその経緯-」の抜刷
をご覧下さい。

また藤野さんは、テルミンを発明したテルミン博士がヘンリー・カウエルの依頼で開発した自動演奏リズム楽器「リズミコン」の再現など大変興味深い研究も行っています。下記の記事をご覧下さい。
テルミン博士が開発した自動演奏リズム楽器「リズミコン」をプログラミングで再現 藤野純也さんの発表動画

日本では電子古楽器の情報は少ないので、藤野さんの研究は大変貴重だと思っています。いつも電子古楽器研究マインドを刺激されます。

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カテゴリー: ライブ・イベントの報告, 電子楽器 シンセサイザー | 投稿日: | 投稿者:

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