別館企画展第9回は、久々の現役高校生の登場!じゃんさんのヨネミンと自作団扇を紹介します。

自作楽器博物館 別館企画展 第9回

じゃんさんのマイ・ヨネミンと自作団扇
展示:2010年8月20日〜

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 高校のときにお世話になった先生とお会いした際、私の本を読んだ高校2年生の男の子が、ヨネミンを作ったという話を伺いました。
 その後、ご本人から連絡があり、自作のヨネミンを持参して、米本電音研究所に遊びに来てくれました。
 秋葉原の無愛想な部品屋さんで、ドキドキしながら買い物したこと、穴開けに苦労したことを伺い、自分も始めたばかりの頃を思い出して、大いに盛り上がりました。
 せっかくなので、話し合いながら補強したり、ホールドスイッチやY-LINK端子を追加したりしました。ご本人は遠慮されていましたが、ここ別館に展示させて頂くことにしました。
米本実

 結構ごつい可変抵抗器がおしゃれ!その他の部品は本の通りです。
 ケースは本家ヨネミンより、かなり大きいものでしたが、持った感じは自然で、演奏もし易かったです。
 米本電音研究所にて、出力端子をホーンジャックに変更、ホールドスイッチ、 Y-LINKY-LINK端子
、ゴム足を追加しました。
 これでスペック的には、販売しているヨネミンと同等になりました。
 いろいろなY-LINKデバイスを接続して遊んでみました。
 フタに穴を開けて、圧電スピーカーをフタの内側に取り付けています。そのためか、音がソフトになってます。
 更にスタッフ一同感動したのは、圧電スピーカーをタコ糸で固定している点です。手作り感倍増で、なかなかキュートです!!


 更に一緒に持参した自作団扇も紹介します。学校の美術の時間に作ったものだそうですが、青のLEDと電池を搭載し、摩訶不思議な美しい物体と化しています。
 ビニールテープの色もLEDに合わせて青、赤のコードをさりげなくクロス、都会の若者ならではのさり気ないおしゃれセンスに好感が持てます。
 少々乱暴に取り付けられたスイッチ(左上の黒い部品)、わざわざビニールテープを剥がさないと電池交換出来ないところに、ワイルドさと儚さと心強さを感じます。



 じゃんさんは、友人と様々な音楽活動を展開しているそうで、自作デバイスの制作も含め、今後の活動に期待しています。また面白い物体が出来たら知らせてください。

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