077: マイコンゲーム"BLUE FORMURA"
2011年7月17日(日)~
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米本: 青い自分の車を左右に動かして、迫り来る赤い敵車を避けながら走行するレースゲーム。二見信洋さんとのコラボ作品です。
米本: "STARSHIP INVASION"の成功に気を良くした私は、二見さんにゲーム第2弾としてレースゲームを提案。こういうLSIゲームモノのシリーズって、第1弾が宇宙モノで、第2弾はレースモノってのが定番だったんだ(笑)。絶対に面白いものができる自信があった。"STARSHIP INVASION"の仕組みを詳しく説明してもらって、ソフト的に出来ること出来ないこと、ケースへの収め方も含めて、二見さんと綿密に相談して製作に入ったんだ。
二見:
…というかねえ、まだおいどんが使えるマイコンにバリエーションがなくて、前回の"STARSHIP INVASION"で使ったPIC12F675を合計4個使って終わらせるつもりだったんですよ。でも、通信とかそんなことが出来るわけでもなく、別々のPICをランダムでイゴかすと壁、つまり全ての通路がふさがれて逃げられない状態ができてしまうのです。
米本: いやいや済まなかったね(笑)。だってあまりに理不尽な展開があるゲームって、クソゲーの烙印を押されることが多いでしょ(笑)。苦労をかけたけど、凄く面白いゲームに仕上がったと思うよ。"STARSHIP INVASION"同様、ゲーム仲間からゲームバランスを褒められたし、展示会での評判もかなり良いよ!あの異常奏者さんもクリアーに命懸けるほど熱中してたし(笑)。
二見: あ、良いところに話題が行きましたね。 -数ヵ月後- そしたらね 「エポック社スーパーカセットビジョン(1984)」 買ってきた。 おいどんは、悶絶しました。でも、周りのみんなが持っていないハードだったので、家が連日満員状態。 米本: ほーっ! 二見: そのエポック社のスーパーカセットビジョンのゲームには、大体「PROモード」と「AMAモード」があったので、その影響で付けました。 米本: そうなんだよね!TOMYや海外モノのLSIゲームなんかにも「PROモード」と「AMAモード」があって、コンシューマー・ゲーム機の伝統みたいなもんだと思ってたから、二見さんの提案にすぐに納得したんだよ。 それと何よりも嬉しかったのは、この"BLUE FORMURA"は"STARSHIP INVASION"以上に出力端子があって、例えば「"走行音"トリガーアウト」にヨネミンの「外部トリガーのインプット」につなげれば、走っている間はヨネミンが鳴り続けて、まるで走行音のような効果が得られるし、「右移動のトリガーアウト」を"STARSHIP INVASION"の「外部トリガーのインプット」に接続すれば、車が右に移動したときだけ、ミサイルが発射されるとか、いろいろな組み合わせが一段と出来るようになったことかな♪
米本: 冒頭で第1弾は宇宙モノ、第2弾はレースモノが定番と言ったけど、特に意識したのはバンダイの「ミサイルベーダー(1980)」と「チャンピオンレーサー(1980)」の関係だったの。
米本: 確か小学校の5~6年生の頃だったと思うけど、私がミサイルベーダー、友だちがチャンピオンレーサーを持っていて、よく交換して遊んだんだ(笑)。 |