096: アロマランプ

手作りシンセ SYSTEM Yにはアロマランプ MIDIで調光可能という、ローテクなんだかハイテクなんだかわからないユニットがあるのですが、アロマオイルがありません。会場を癒しの空間にしたいので少々分けて頂けたら幸いです。#SY展 pic.twitter.com/J9BqG6q6n5

— 米本　実 (@yonemotominoru) 2016年1月4日

米本：　アロマランプを組み込みました。ステキな香りと優しい光で女子力アップ！　原案は鈴木由花さんです。

由花：　2011年の5月頃、SYSTEM Yを見せてもらったら面白くて、いろんな人とコラボしている、っていうので「私もなんかやりたい！」って思って、あの当時はとにかくバカバカしい事でもなんでも、ふっと思いついたら細かい事は考えずにぽんぽん米本さんにメールしてた。(笑)

米本：　そうでした(笑)。

由花：　なんかぁ、SYSTEM Yに女性ならではの感性が欲しいって事だったので、じゃあ「アロマランプなんてどうよ？」って、わりと単純に。

米本：　以前からアロマテラピーには個人的にかなり関心を持っていたけど、考えたこともなかったなぁ～(笑)。さすがです！
このページ見てる女性の方、何かアイデアありましたら、ドシドシ送ってください！

由花：　で、家にあったアロマランプを参考のために米本さんに貸してあげて、構造を見てもらって、研究してもらった。

米本：　そう、いろいろと研究したのだけど意外と難しくてね、暖まり方や熱の動き、強度、使い勝手や耐熱などなど。最終的にはFARZENというメーカーのアロマコンセントランプ(ホワイト)がイメージに近かったので、それを買って分解して組み込んだ…って言うより載せただけ？(笑)
でもソケットは新たに規格に合うものを買ってケースに固定して配線、ナツメ球は5Wから10Wに交換しています。

この改造の元になったアロマランプを買ったときのことが忘れられない。とあるオサレな駅前のオサレなお店で買ったんだけど、間違いなく「一体何に使うんだろう？」って怪しく思われたからね(爆笑)。「これはアロマランプですよ」、「オイルは持ってますか？」などいろいろと確認されたから(笑)。シンセに組み込むと言ったらより変態扱いされて良かったかもしれないけど、人類の平和のためにやめたよ(笑)。私にもその程度のバランス感覚はあるからね(笑)。

しかし完成品にはかなり満足しているよ。だってアロマランプをアナログシンセのLFOや、MIDIで点滅させることが出来るし(笑)。アロマランプをPWM制御するとか脳がシビれるくらい意味の無いことも出来るしね。いろいろな意味で芸術性の高いユニットになったと思うよ。
もちろんバカバカしさは認識しているけど、こういうジャンルを超えた機能の合成こそ、実はシンセサイザーの進化の一つの方向だったんじゃないかな。

米本：　サイズがぴったりだったのでゴールドのケーキトレーに置いてみました。電源スイッチがないのでＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＧＡＴＥ　ＡＣにつないでます。香りは伝わらないと思いますがオイルはラベンダーを使用中(笑)。