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3号機

更新: 2016年5月31日

サウンド:
 矩形波のディチューン〜2種類のノイズ〜
 音程を変えた5つの矩形波〜エンベロープをかけたノイズ



PHOTO: 石塚 壮

開発スタッフ
  • 回路制作:米本 実
  • 回路、基板制作協力:安達 誠
  • パネルデザイン:米本 実
  • ケース加工:米本 実
    開発メモ
  • 2008年11月21日 ケースを作り直して
     NKKスイッチズの照光トグルスイッチに交換
     更に外部からスイッチを光らすための端子を追加

  •  初期のパソコンやゲームマシンに搭載されていたサウンドチップ(ゲーム基板に詳しい方、もしくは元PC6001、X1ユーザーのあなた! そうです、俗にPSGと呼ばれていた、あのベストセラー・チップ AY-3-8910です。)を8つのスイッチでON/OFF、つまり手動で8ビット命令を送ってコントロール。

     本体表面にある8つのいトグル・スイッチが8ビットのデータを決定し、いボタンは命令の選択、色いボタンは選択された命令のデータ値を入力する。いボタンはリセット。

     実際の入力は、まず制御したい命令を選択、その命令が2進数でどのように表されるか自分で調べ、その結果をトグル・スイッチに設定、 いボタンを押すことにより命令が選択される。次にそこに入力したいデータ値を2進数に変換(例13=00001101)、それをトグルスイッチで設定、色いボタンを押す。

     恐ろしくユーザー・インターフェースの悪い人間とコンピューターの関係を逆転させるシンセサイザー。


    パフォーマンス
    ロビーさんに撮って頂いた3号機のライブの動画
    2007年3月17日(土)江古田フライングティーポット
    「世界先端音楽家集会シリーズVol.6」より
    画像をクリックすると再生ページに移動します。


    「マン-マシン・インターフェースに関する考察Vol.1」
    模造紙に書かれた"0"と"1"によるデータを、
    淡々と入力して音を出していく3号機使った作品。





    開発の歴史
    最初のポータブル・タイプ


    PHOTO: 石塚 壮
    開発スタッフ
  • 回路制作:米本 実
  • 回路、基板制作協力:安達 誠
  • パネルデザイン:米本 実
  • ケース加工:米本 実
    開発メモ
  • 1999年7月18日 ラックからポータブルタイプに変更
  •  このタイプになってから、持ち運びが楽になった上、 ショルダーできるようになったので、ライブやパフォーマンスで大活躍。

     その後、 NKKスイッチズの照光トグルスイッチの存在を知り、 スイッチが光ったら面白いなと思って交換しようとしたが、 うまく取り付けられなかったので、新しいケースへの移植を決意。 現在のモデルとなる。

    ラックタイプ


    PHOTO: 石塚 壮
    開発スタッフ
  • 回路制作:米本 実
  • 回路、基板制作協力:安達 誠
  • パネルデザイン:米本 実
  • ケース加工:高橋 大
  • 文字入れ:高橋 大
    開発メモ
  • 1997年8月18日 完成
  •  最初のモデルはラック・タイプでした。高橋 大さんの手によるケース加工は、 本当に美しく大変素晴らしいものでした。

     ライブへの持ち運び、ショルダーして演奏したかったことなどから、 1999年夏に、別のケースに回路を詰め直すことにしました。

     いつかもう一台分、中身の回路を作ることも考えているので、 その日のために、部品や基板を取り外したこのラックケースは、 大切に保管しています。

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