020: ホロホロくん

米本：　ナショナルのホロホロブザーを大胆にあしらった逸品。ボタンを押すと「ホロホロ」という独特の音色で発音しまぁ～す！ブザーシリーズ第二弾！ブザ男のおともだちです。ブザ男同様、単体でも鳴らせますが、外部から電源を供給することも出来ます。

助手：　ホロホロブザーって何ですか？

米本：　よく工場とか大きな施設とかでね、電話の呼び出し音として使っているみたいね。あと凄く有名なところだと、京王線のホームで電車が入って来るときに鳴る音だね。

助手：　そうなんですか、今度注意して聞いてみよう。

米本：　現在もパナソニックから発売されてるけど、このユニットで使用しているナショナル製は、今となってはかなりレアになりつつある(笑)。

助手：　確かに(笑)。

米本：　子供の頃、よく遊んでいた公園の隣りにあった工場から、深いエコーの中でこの音が鳴っていたのを覚えているんだ。何の音だろう？って。何だか不思議な気持ちになってね。

助手：　やっぱり子供の頃から音に敏感だったんですね。

米本：　で、いつからかずっとその音を録音したいと思っていて、たまたま知り合いの工場がこのブザーを使っていたので、録音させてもらったんだ。その後サンプリングして曲に使ったりね。
Make: Tokyo Meeting 05のあと、秋葉原へ買い物に行ったとき、スタッフの石塚さんが「これ何ですかね？」とブザーのユニットを見つけて、思い切って買ってみたの。そうしたら、まさにその音だったのよ(笑)。まさか自宅で思う存分鳴らせる環境をゲット出来るとは夢にも思わなかったな(笑)。サンプリングじゃなく、今じゃ実物をMIDIやシーケンサーで動かしたりもしてるもんね(笑)。夢みたいだよ(笑)。

助手：　出会うものは出会うと…(笑)。