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025: トワイライトン -Twilight ON-

2010年6月10日(木)~

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助手: トワイライトン…? なんか某メーカーのシンセサイザーみたいな名前ですが。

米本: ちょっとは狙ってるかな(笑)。これは日が暮れると外灯をON、夜が明けるとOFFさせる回路を改造して組み込んだユニットなんだ。つまり夕暮れ(トワイライト)に100Vの電源をオンにするユニットだから、トワイライト・オン!つなげて早く言うとトワイライトン。

助手: はぁ…。

米本: 凄いよ!このユニットにアンプや電子楽器をつないだら暗くなるまで演奏できない(笑)。「ライブ何時からですか?」って訊かれて「日が暮れた頃に…」なんてカッコ良くない?(笑)

助手: まぁ…なんとのん気な(笑)。

米本: ちなみに光センサー(Cds)は使っているけど、中は電子回路じゃなくて、電気が流れることによって生じる熱によって接点が動くバイメタルサーモだから、これまたアナログでアバウトな動きでいいんだ(笑)。

米本: 師匠の山内さんから、この種の装置として有名なNationalのEEスイッチを分解したものをもらったんだ。光センサーだけを取り外して使おうと思っていたんだけど、スタッフの石塚さんの提案で、ある実験を行ったの。それは、暗闇の中でね、この回路で電球を光らせ、その電球を光センサーに向けたらどうなるか?ってこと。結果は、まず電源を入れると電球が点く、すると明るくなるのでこの回路は電球を消す、それによって辺りは暗くなるのでまた電球を点ける、明るくなるので電球を消す、暗くなったので電球を点ける、というループ動作をしたんだ。しかもそのループのスピードがね、ゆったりとした絶妙な間隔で凄く良かった。それでこの回路をユニット化してトワイライトンとなり、「50Hzと白熱電球のためのノクターン」という音楽作品が誕生したんだ。ぜひライブで体感して欲しいな。