トップページ > SYSTEM Yのページ > 全ユニットの紹介 > 064: AC INVERTER > 065: 電鍵くん USB2.0 > 066: プッシュトーン >

065: 電鍵くん USB2.0

2011年1月29日(土)~

スポンサー広告

米本: 電鍵を押すと5Vの電気を流すユニット。ミズホの「ベビー電鍵(BK-1)」を大胆にあしらった逸品。

助手: モールス信号を打つレトロなスイッチですね。

米本: そう、このユニットを他のSYSTEM Yのユニットやアナログシンセにつなげれば、好きな音でモールス信号の練習が出来る優れモノ!

米本: 電鍵くんとパワースイッチャーを接続すると電動ドリルでモールス信号の練習ができるゾ!

助手: あぶなぁ~い!!!
ところで米本さん、モールス信号は打てるんですか?

米本: …打てない(笑)。
しかし!!このユニットには壮大なコンセプトがあるんだ。

助手: おぉ!!それは?

米本: ちょっと話しが長くなるけど付き合ってね(笑)。
何かと何かが決められたルールに従って情報をやりとりすることを通信と言います。機械同士が電気信号を使って互いの情報を送受信することももちろん通信だよね。
その方法にはシリアル通信とパラレル通信があるわけ。
私たちが日常で使うUSBはじめ、ほとんどの機器はシリアル通信しているので、シリアル通信に注目して話しを進めるね。

シリアル通信は、物凄く乱暴に言ってしまえば、2本の線を使って、電気がある(ON)と電気がない(OFF)という2つの状態を、決められたスピードで送る方法なの。
例えば、決められた速さ、例えばテンポ120で電鍵くんをリズミカルに、
ON OFF OFF ON OFF OFF ON ON と押すじゃない?
これをON=1、OFF=0とすると、
10010011と書けるよね?
ほらデジタル信号になってるでしょ。

つまりね、速さとタイミングさえきちんとすれば、理論上あるゆるシリアル通信を人力で行うことが出来るファイナル・ウェポンであることに気付いたのよ。
そこでUSBと名付けたの。

× USB = Universal Serial Bus
○ USB = Ultimate Serial Beat

まぁ、「究極のシリアル通信のための連打機」ってところかな。

例えばMIDI男と組み合わせて、1秒間に3万回以上打ち分けられれば、MIDI通信を人力で行うことも可能なんだよ。

助手: はっきりと言いますが、それは無理でしょう。