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0号機

更新: 2016年5月31日

サウンド:
 1) スイッチを押して0号機のボリュームを左右にひねった音。
 2) H、Lのレンジを切り替えた音色。
 3) 光センサーをオン、手で光りを遮ってコントロールした音。
 4) 0号機をMIDIでコントロールした音。


PHOTO: 石塚 壮

開発スタッフ
  • 回路制作、デザイン、ケース加工:米本 実
    開発メモ
  • 1999年7月1日 新しい0号機が完成
  • 2009年1月8日 現在のケースに詰め直す
  • 2009年3月25日 黄色いボタンを付け直して完成
  • 2009年9月12日 ミニ端子を追加、現在の状態
  • Y-LINKY-LINK対応機器

     ボタンを押すと音が鳴り、ボリュームを回すと音高が 変化するシンプルな発振器

     トランジスタ2個、コンデンサ1個、ボリューム1個という シンプルな回路だけで出来ています。

     一番最初に作った電子楽器で、たくさんの改良を重ねて、 現在のタイプに落ち着きました。

     レトロなロボットの顔のような光センサーを取り外し、 いろいろなオプションを交換することが出来ます。 その端子は、2009年に異常奏者さんによってY-LINKと名付けられました。


    PHOTO: 石塚 壮


     光センサーを取り外した様子。この端子にY-LINKY-LINKに対応した様々なオプションが取り付けられます。

     以前は、音高の範囲を2段階で切り替えられる0号機と、光センサーとホールドスイッチの付いた0号機’と2台存在していたのですが、このモデルから両者の機能を合体させて0号機としました。

     そのようにした一番の理由は、持ち運びやライブの経験から、音色のバラエティーと、強度を上げたり回路の動作を安定させる必要に迫られたからでした。


    PHOTO: 石塚 壮


     リアは、ホーン端子とミニ端子がパラで出力するようになってます。 元々はホーンだけだったのですが、様々なアナログシンセサイザーと スムーズにつなげるため、2009年9月にミニ端子を追加しました。

     右側の小さくてキュートなロッカスイッチが気に入ってます♪


    PHOTO: 石塚 壮


     1999年から2008年まで使用していたモデル。強度も高く動作も 安定していましたが、使っていく中でデザインを変更したいと 思うようになりました。

    開発の歴史
    初期の0号機

    PHOTO: 石塚 壮

    開発スタッフ
  • 回路制作:米本 実、山内敏行
  • デザイン、ケース加工:米本 実
  • 文字入れ:里内伸治
    開発メモ
  • 1993年9月8日 完成
  • 1995年7月20日 文字入れ
  •  最初にホームページで発表した0号機。Y-LINKの端子はありませんが、 音高の範囲を2段階で切り替えられるスイッチがあります。

     また最初期(1981年頃)の音のテイストを忠実に再現するため、中の回路は 空中配線ゲルマニウム・トランジスタ を使用しています。

     2008年に、本の撮影で登場しましたが、現在は倉庫でゆっくり休んでいます。

    0号機’

    PHOTO: 石塚 壮

    開発スタッフ
  • 回路制作:米本 実、山内敏行
  • デザイン、ケース加工:米本 実
  • 文字入れ:里内伸治
  • 外部センサー接続方法のアイデア:
     小森一男(Y-LINKY-LINKの考案者)
  • 光センサーのデザイン:里内伸治
    開発メモ
  • 1993年9月29日 完成
  • 1995年7月20日 文字入れ
  • 1995年7月27日 現在の形の光センサーが完成

  • Y-LINKY-LINK対応機器

     0号機に、光センサーを取り付けて、 光の強さで音程を変化 させられるようにした光 テルミンとも言える音源ユニット。また光センサー 部分を取り外し、温度センサーや湿度センサーなどのオプション と交換も可能です。小森氏が考案したこの接続方法が後の Y-LINKY-LINKに発展します。

     光センサー部分が故障してしまったため、初期の0号機同様、現在は倉庫で休んでいます。

    シリーズいろいろ

    ちなみに、この他にも0号機には様々なバリエーションがあります。

    ツマミ 別館の企画展の第1回で、「0号機とわたし」と題して
     川崎恵果さん制作の0号機を紹介しています。

    ツマミ 別館の企画展の第2回で、KUBOKENさんの
     スーファミ・コントローラー型 0号機を紹介しています。

    ツマミ 尾上祐一さんの初期のリボンコントローラーの音源になっていたこともありました。
     こちらのページを下の方へスクロールしてみてください。0号機がいます。

    ツマミ 問題作としては以下に紹介する0号機DX(デラックス)です。
    サウンド:
     井田雅士氏による0号機DXのパフォーマンス。
     クリックすると.mp3ファイルで再生します。


    PHOTO: 石塚 壮

    開発スタッフ
  • 回路制作:井田雅士
  • デザイン、ケース加工:里内伸治、井田雅士
  • 文字入れ:里内伸治
    開発メモ
  • 1995年7月29日 一応完成

  •  井田雅士氏、原案、制作による1Uラックに0号機を無駄に 8台分搭載した究極の0号機。動作不良が激しいため、現在改良中。

     しかしエフェクター無しの0号機と思えない強烈なノイズは、 なかなか味があると一部で高い評価を受けている。完成は未定。

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