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012: AC-LFO

2010年5月14日(金)~

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私の本「楽しい電子楽器 自作のススメ」のP196で、作り方を紹介しています。

米本: 電力会社が供給する100V電源の音を聞くために制作したんだ。

助手: なんだか壮大なコンセプトですね(笑)。結構危ないんじゃないですか?

米本: そう、100Vをそのままスピーカーにつなぐと火を噴く可能性があるので、電圧を上げ下げするトランスという部品を使用してるんだ。中身は実にシンプルだね。

助手: やっぱり危ないですよ!

米本: 家庭に供給されている電気って交流でしょ?プラスとマイナスが交互に入れ替わっている電気。つまり振動しているわけだから、パワーを下げればスピーカーを振動させられて音になると思ったの。

助手: はぁ…

米本: 電力会社さんと電線を通してセッションというアイデアが湧いてさぁ、我ながら天才!!と自分に酔いしれたけど、実際は、深夜の冷蔵庫や水槽のポンプのような「ブーン」という低音がするだけだったのよ…(笑)。

助手: あらら…(笑) 確かに50Hzって、音楽的にはかなりの低音ですよね。

米本: でもそこでめげずに、アナログ・シンセサイザーのLFOとして使うってアイデアが浮かんで、つないでみたらうまくいったんで、交流電源による低周波発振器ということで、AC-LFOと名付けました!

助手: はぁ~っ、よくやりますね…(笑)

米本: 東日本では50Hzだけど、あと10Hz上げたかったら、新幹線に乗って西日本に行けば60Hzになるから便利だね!!

助手: わーい!そりゃ便利…な、わけないでしょ!!

米本: ちなみにこのユニットを持って本当に大阪に行って、ビジネスホテルで60Hzを録音してきたこともあったよ。東京電力さん、関西電力さん、中部電力さんとは既にセッション済みなんだ(笑)。

助手: はぁ…。

米本: というわけで、AC-LFOのオールドバージョンはこちら
姉妹品のSONIC SUPPLYも宜しく。