第7回は、またもや異常奏者さんの特集。驚くべきY-LINK対応の改造機器を紹介します。

自作楽器博物館 別館企画展 第7回


Y-LINK系デバイスの製作
異常奏者氏による投稿作品

展示:2010年5月26日〜

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お願い
このページは米本実とKUBOKEN氏が、かつて互いのホームページに記事を投稿し合った
壮絶なコントローラ改造戦争の続編的内容となっております。より楽しんで頂く為には、
FAMICOMANIAに襲撃をかけた米本の第一幕、
旧SEGA SG系JOYPADの製作《番外編》米本 実氏による投稿作品
米本のサイトにKUBOKEN氏が反撃した第ニ幕、
自作楽器博物館 企画展 No.2 スーファミ・コントローラー型0号機
更にFAMICOMANIAに米本が復讐投稿した第三幕、
旧SEGA SG系JOYPADの製作《番外編》また米本 実氏による投稿作品
を、ぜひご覧下さい。

米本
懐かしいなぁ、このサイトの構成。
異常奏者
おじゃまします。
米本
あれ、異常奏者さん?
異常奏者
今日はこんなものを持って来ました。
米本
この前、異常奏者さんの特集やったばっかりなんだけど…
異常奏者
いずれ全部、僕の特集になりますよ。
米本
いやいや、自分のホームページあるでしょ!!
異常奏者
いや、今回は僕の憧れのコントローラー戦争に
ピッタリのアイテムがあるんですよ!
米本
ゲーム関係なら、
KUBOKENさんの方に投稿してもらいたいのよねぇ…
異常奏者
じゃあ、KUBOKENさんちまでの地図を書いてくださいよ。
米本
那覇まで行くってか?(笑)。
ところで何を持ってきたの?
異常奏者
あ、僕の特集の始まりですね。
米本
何度も言うけど自分のホームページあるでしょ!!
異常奏者
まずはこれを見ていただけますか?

Y-LINKY-LINK対応機器

米本
おぉ!これは…
1986年にゲームメーカーのタイトーが発売した
ブロックくずしを現代的にアレンジした名作ゲーム
「アルカノイド」がファミコンに移植された際に
付属していた専用コントローラーを、
自作楽器同士をつなげる共通規格Y-LINK対応に
改造したものだね!
異常奏者
うわー、すごい説明口調だー
米本
はいはい(笑)。でもこれはナイス・アイデアでしたね。
異常奏者
ボリュームとスイッチと言えば、これしかないでしょう!
米本
確かに!!
せっかくだからKUBOKENさんの
スーファミ・コントローラー型0号機とつなげてみようよ
異常奏者
何で米本さん宅にあるんですか…
米本
いいねぇ〜
でもこれはY-LINKの公式ページでも紹介してるから、
あえてここでは…
異常奏者
今日はこれの続きを持ってきました。
米本
…続き?
異常奏者
米本さんは、このコントローラーの中身、
どうなったと思います?
米本
中身って、ボリュームとスイッチ以外、
何か回路とかあったの?
異常奏者
はい、いろいろ入ってて、もったいなかったので
もう一個作りました。

Y-LINKY-LINK対応機器

米本
おいおい、ケースからコントローラーのコードが
生えてるよ…まさか!?
異常奏者
Y-LINKでアルカノイドが出来るようになりました。
米本
バカじゃないの!?
異常奏者
自分の使い慣れた楽器でアルカノイドが出来る。
米本
いや、全然必要性が理解出来ないんだけど…
異常奏者
元のには連射機能が無かったので、付け足しました。
米本
だからさぁ…
異常奏者
更にこのスイッチで、
アルカノイドTとUを切り替えることが出来ます。
これで、どちらのソフトを持っていても安心!!
米本
いや、TとかUとかじゃなくて…
異常奏者
レンジは10kから1MΩまで対応していて
純粋にアルカノイドのコントローラーとしても優れているという…
米本
優れてるかもしんないけど…
異常奏者
そう言わずにちょっとやってみてくださいよ。
米本
うわーっ!俺のキーボードユニットで
アルカノイドがプレイできる!!!!!
異常奏者
ほら!KUBOKENさん風に言うと、
Y-LINKでファミコンが動いてるでしょ!
米本
確かに!しかし奇妙な感じだね。
異常奏者
だんだん音楽が好きだったのか、
アルカノイドが好きだったのか、
わからなくなる、そんな装置です。
米本
そんな装置の存在理由はわからないけど、
でも技術的に凄いと素直に思うよ!
異常奏者
これで自分愛用の楽器で、
ファミコンが楽しめますね!!
米本
でもこれ、マリオできないよね…?
異常奏者
……
ナレーション
そして月日は流れ、
新たなるアイテムを開発した異常奏者氏は、
自作楽器博物館を征服するため新たな投稿をするのであった...

また異常奏者氏による投稿作品 ヨネミン研究・改造レポート
へと続く...

注:コントローラー及びユニットは、
実際には販売しておりません。
が、このコントローラ及びユニットに、
興味をお持ちであれば米本電音研究所へ。

2010/05/26 Written By 異常奏者/米本 実

オマケ






ネタバレ反転処理済
〜異常奏者解説〜
元々付いていたパーツをよく見たら、楽器に流用できるICが沢山付いていたので、 使いまわそうと思い、取り外しました。
しかし、取り外す際に回路を追っていたら、動作を把握してしまったので、 定数や回路を改良して組み直す事にしました。

具体的には発振器を2系統用意し、片方は固定で発振させ、 もう片方のデューティー比は可変させられるようにします。
そして2つをNANDに通して、可変側を固定側で刻む事によって、 データを作っています。
作り出した信号はバイナリカウンタでカウントし、
それをP/S変換して出力しています。
元々は50Kの可変抵抗でデューティー比を変えていましたが、 Y-LINK化にあたり、幅広い抵抗値に対応させる為、 トランジスタで制御できるようにしました。
連射機能は13番ピンを発振器でLowレベルにする事で行っています。
アルカノイドでしかできない荒業で、 これではマリオができないので今後改良したいと思います。

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