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018: 555による発振回路

2010年5月19日(水)~

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Y-LINKY-LINK対応機器

私の本「楽しい電子楽器 自作のススメ」のP219で、作り方を紹介しています。

米本: お待たせしました!久々に普通に電子音が出るユニット(笑)、素朴な発振器555による発振回路です。青いボタンを押すと音が出ます。ツマミを回すと音の高さが変化します。

助手: 共立テルミン以来ですね… いわゆるシンセと呼べるようなユニットは…。

米本: 電子工作の定番中の定番の部品、555というタイマーICを使用した発振器です!

助手: 名前、そのままですね…。

米本: 判り易くて良くない?な~にぃ、どうしたの?テンション上げて行こうよ!

助手: はいはい(苦笑)。ところで555って何なんですか?

米本: 555は凄く簡単に言うと、電気を流したり止めたりすることを規則正しく繰り返してくれる部品なんだ。例えば、動きをゆっくりにして電球などにつなげれば、車のウィンカーのように点滅を繰り返す装置が作れたり、1秒間に440回繰り返すようにしてスピーカーにつなげれば「ラ」の音が出るし、名前の通りタイマーも作れるし…

助手: なるほど!凄く応用範囲の広い電子部品なんですね。

米本: で、このユニット、基本の回路は私の本に載っているものと全く同じなんだけど、今回は更にパワーアップして外部からのトリガー入力端子を加えたり、スピーカーも付けたから単体でも鳴るの。もちろんY-LINK端子もあるから、いろいろなセンサーなどがつなげられるよ!

助手: ライブやイベントでは光センサーをよくつなげていますね。

米本: うん、光センサーとの相性がいいので。
この回路はある意味強引に3Vで動かしているから(笑)、きれいな矩形波じゃないけど、アナログの電子音らしいソリッドで太いがするよ!シンプルな回路だから、ちょっと改造したりベンディングしてみると、想像以上にいろいろな音がするしね!
この回路を応用して、号機シリーズのミニミニ1号機や、CHAOSMOS/冨岡雅寛さんとのコラボレーション作品も作ったなぁ。
あっ!そうそう、2009年11月、神奈川工科大学の学園祭「第34回幾徳祭」にて、この発振器が「ミニミニシンセ555」として、 工作教室で取り上げられたこともありました!!会場には行けなかったけど、嬉しかったなぁ~!