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099: OiMO

2012年4月30日(月)~

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米本: これも二見信洋さんとのコラボ。なんとMIO2の逆で、GATE信号を受けてMIDIのノート情報として出力するユニット。これでSYSTEM YのユニットたちやアナログシンセからMIDI機器をコントロール出来るようになったんだ。

米本: MIDIチャンネルは1chで固定(ドラムモードのときは10ch)。1~8のインプットはMIDIのノート情報のドレミファソラシドと対応していて、モード切換ボタンでオクターブをシフトすることが出来ます。

二見: コレもマイコンを使っています。今回使用したマイコンはお馴染みPIC16F886。
名前は『Other Input to MIDI OUT』を略して『OIMO』・・・のはずなんだけど、おいどんが米本さんに開発状況を、連絡する携帯電話のメールを書いていたときに「アイ」で「I」を入れようとしたときに、「i」が検索結果の先頭に出てきたので、『面倒だから』ソレを使って送ったところ、米本さんが喜んでしまって『OiMO』になったとヨ。なかなかナウいネ☆

米本: そうそう、なんかそれも新鮮だったのでアリかなって感じで、最終的には二見さんに決定してもらったと思うよ(笑)。
さてさて開発の経緯だけど…。

二見: 元々は、MIO2を作っている時に、デバッグ用として特定のMIDI-OUTを発生するモノを作っていたのです。
MIO2が見事出来上がり、さて、じゃあ今度は逆にMIDI信号を送出するものでも作りませんか、と米本さんに持ちかけたんだよねえ。

米本: そうでした!Lenshaなどのシンプルな装置からMIDIを使ってソフト・シンセを動かせると思ったら興奮してね(笑)。

二見: とりあえず、仕様もまとまったのでイザ作る段階となったんだけれども、色々と問題が発生しました。その問題とは、ポリフォニック(和音)でデータ送信できなければならない、というところでした。おいどんのプログラム作りが未熟なため、今までのやり方(俺++参照)だと一つの入力が入ったらその入力が終わるまで他の操作(入力)ができなかったり、入力に対する反応がニブくなったりしました。そこで、今回は入力に割り込み処理をかける、という方式を初めて使いました。やあ、毎回何かしらにチャレンジしてますなあ。

米本: 素晴らしいです!
あっ!思い出した、確か開発途中のとき、CASIOのキーボードからのMIDIをMIO2に入れて、そのGATE出力をOiMOのGATE入力に入れて、またMIDIに戻すという無駄なことをやったね(笑)。

二見: アレは・・・。全く問題ないイゴきでビックリしたねえ。っつーヵ、一体ナニがしたいの?という実験でした。

米本: その後、ケース詰めが完了して二人で動作チェック。ファミコンのコントローラーをこんぱらにつないでOiMOへ、OiMOからMIDIを出してパソコンのソフトシンセへ、ファミコンのコントローラーでソフトシンセを鳴らせたのは楽しかったね!!