108: マイコンゲーム"DIGIT VADER"
2012年8月11日(土)~
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米本: 二見信洋さんとのコラボ。ゲームシリーズ第5弾!
米本: というわけで、プログラムを開発して頂いた二見信洋さんに来て頂きました。どうも!
二見: 毎度!ゲーム屋二見でござい。
米本: そうなの。絶対に作りたかった。そもそもLCビジョンというユニット名も、ファミコンより前に発売されていたカセット交換式のテレビゲーム、エポック社の「カセットビジョン(1981)」へのオマージュでね、つまりLCビジョンがゲーム機本体で、そこにプログラムの入ったSYSTEM Yのユニットをカセットのように接続するというアイデアだったんだ。 二見: 実際、こういう世界観で作ってくるとは思っても見なかったヨ。 米本: 計算ゲームとか教育色のするものはやりたくなかったし(笑)。でもたった2段しか文字が表示できない液晶ディスプレイで、どうやったらゲームが作れるかかなり悩んだよ。ゲーム電卓の存在は意識していたけど、とある本の中でいろいろなゲーム電卓を紹介していて、その中にシューティングゲーム的な発想のゲームがあったんだ。これだ!って(笑)。それから方眼紙にアイデアを整理して代○木のマックで二見さんにアイデアを伝えたんだ。
二見: 昔から、ハンディゲーム機にこだわりがあったもんねえ。 米本: えっ!それ初耳! 二見: 以下、ちょっと難しい表現が入ります。ごめんなさい。 まず、LCビジョンに使えるデータ形式は『ASCIIデータ(ABCDといった半角文字形式)』だけなんですね。そのデータでなければ受け付けてもらえないので、カウントしていく数値をまずASCII形式に変換しなければなりません。
※カウントされる数値と表示される数字の例※
おいどんの開発環境はC言語で、その付属のライブラリにあるitoaという関数(?)を使えば良かったのですが、そんなの使い方も知るわけがなく、仕方なく
例えば、点数表示が9→10となった場合です。
※関数表現例※ それと、今回も初めての試みで、タイマーによる割り込みを使いました。 コレがまたねえ、使い方によって暴走を起こすんですよ。マイっちゃうよねえ。あ、今回使ったマイコンは、やっぱりPIC16F886。んもう、ラブラブ886☆離せない。(´Д`*) 米本: いやいやお疲れ様でした。そうそう思い出したけど今回私が学んだ大切なことは、ゲームがちゃんと動いているか確認するためにひたすらプレイをするデバッグという作業の大変さだったかな(笑)。時間を有効活用したくて電車の中でプレイしたこともあったよ(笑)。 1500点で1up(例:タイトーの「スペースインベーダー(1978)」)とか、特定の面クリアーごとのメッセージ(例:ユニバーサルの「ギャラクシーウォーズ(1979)」)とか、昔のアーケードゲームに対するオマージュも盛り込めたし、二見さんのおかけで完成したこのゲームにはかなり満足してます! |