ある日、家の隣の空き地で細いアルミの板をノコギリで切っていたら、下校途中の小学生たちが集まってきた。「何してるの?」と聞かれたので、

ある日、
家の隣の空き地で細いアルミの板をノコギリで切っていたら、
下校途中の小学生たちが集まってきた。
「何してるの?」
と聞かれたので、
「これを切ってるんだよ」
と板を見せて作業に戻る私。
慣れない作業だったので、
あまり話すこともなく必死にやっていた。
小学生たちは邪魔することもなく私の作業を見守っていた。
そして無事に切り終わって「出来たぁ~!」と言ったら、
塀の上からずっと見ていた男の子に、
「頑張ったね」と優しく頭を撫でられた。
最初ほんのちょっと驚きはしたが、
なんだかじわじわととても嬉しくなってきて涙が出そうになった。
次の作業があったので、
小学生たちに挨拶をしてすぐに家の中に戻ったが、
理屈や常識を超えたところにある何かに一瞬触れたような不思議な体験だった。
後々のイベントで子供たちと接する機会が増えたが、
このときの体験はとても重要だったと思う。

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カテゴリー: 日記・コラム・つぶやき | 投稿日: | 投稿者:

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