私は色弱です。特に緑系と赤系の色の判別が普通の人よりかなり苦手です。でも赤系と青系の色を間違えたことはありません。
今年の頭ぐらいから高橋貴子さんの紹介でCUDO(ユニバーサルカラーデザイン機構)に関わり始めました。いろいろな視覚のタイプの人が見易いデザインを考える組織です。色覚について、CUDOについてはリンクからサイトをご覧ください。
先日そこで伊賀公一さんと打ち合わせがあり、特殊な偏光フィルターの入ったメガネを貸してもらいました。それをかけて家まで帰りました。驚きと発見の連続でした。
もちろんこのメガネによって普通の人と同じように完全に見えるようになるわけではありません。間違えやすい赤と緑の違いを強調するメガネなんです。
地下鉄の車内のスクロールする電光掲示板も、2つの色の違いがはっきりとわかりました。
緑の中に赤い花を瞬時に見つけることが出来て感動したり。
見慣れた風景の中に見つけるたくさんの赤、赤、赤。
家に戻ってからも驚きの連続。
パソコンの前に座っても、え~っ!俺のホームページはこんな風に見えてるの?
グーグルクロームのアイコンってこんなにビビットなの。
赤いところに目線が行くんですよ。今まで経験したことのなかった感覚。凄い…と同時にちょっと寂しさ…。
いいなぁ…みんなこんなに赤が鮮やかに見えているんだ!と。何だか泣けてきそうになりましたね…。これはズルい(笑)。
ってことは、かなりの情報量が欠落しているんですよ。
私が注意深い人間になったのも、普通の人なら何となく環境から読み取れる色の様々な情報がわからなかったことにも大きな原因があるのかもしれません。
でもそれを補うように昔から動体視力は良かったみたいではあります。
近日中にメガネを返すので、マッチ売りの少女のようなこの数日間を楽しみます(笑)。
@yonemotominoru メガネのあるうちに、この画像も見てください。 pic.twitter.com/Kox49sw0M3
— 松島玉三郎 (@kutaja) 2016年12月7日
@kutaja そのまま見るとタイトルの「い」だけが大きく別の色で、違う色だとわかりますがその他はほぼ同じ系統の色に。メガネをかけると5色がきっくりと分離して見えます!「じ」の赤が鮮やかですね。
— 米本 実 (@yonemotominoru) 2016年12月8日