Kaseoさんとのコラボの報告Vol.1 「ピカオシレーター」

2010年5月に行われたイベント"Make: Tokyo Meeting 05"に向けて、たくさんのSYSTEM Yのユニットを制作しました。
イベントが終わった後もアイデアが止まらず、更に制作は続きました。
そんなアイデアの中に、私の本でインタビューさせて頂いた作家さんとコラボするというものがありました。
以前からKaseoさんのピカルミンは一台欲しいと思っていたので、そうだ!まずはこれをユニット化しようと動き出しました。

あれをこれに

ユニットの名前はピカルミンの音を発する音源だから「ピカオシレーター」。
「ピ」を外せば某K社の大ヒット商品の名前になるとほくそ笑む私(ニヤリ)。

当初、Kaseoさんを驚かそうと思って、高円寺の円盤(ちょうどこの日、店内でウロウロしてたら、何と尾上祐一さんが入ってきた!)で買って、それを改造しようと思ってました。しかし、在庫がなかったので、その日の晩にKaseoさんへ電話(笑)、事情を相談したところ、回路を提供して頂けることになりました。

2週間後、届いたモノがこれです。

ピカルミンの回路

開封して感動!思わず声を上げてしまいました!自作モノを数多く作ってきた人ならばわかる、実に配慮の行き届いた状態だったからです。おかげで、設計や工作時間を大幅に短縮できました。
それにしてもKaseoさんのハンダ付けの丁寧で綺麗なこと!部品を外したりするとき、「やるなぁ~」と独り言(笑)。

全てが順調に進んでいたのですが、やはり大変だったのは塗装でした。今まではケース自体の色で統一していました。しかし今回、元々のキャラクターに近い色で塗るということが、アイデアの胆でした。3~4回、塗っては乾燥を繰り返しました。

回路の組み込みは、Kaseoさんのお気遣いもあり、順調に進みました。ただ塗装が剥げることが一番心配だったので、慎重に部品を取り付けました。で、やっと完成!

ピカオシレーター

ほぼオリジナルと同じ機能。右上から、Y-LINKの入力、電源スイッチ、トリガーのインプット、トリガーのスイッチ、中央上から、音と合わせて光るLED、電源入力端子(DC 3V)、ホールドスイッチ、左上から、フォーン、ミニのパラアウト、Y-LINKの入力とボリュームの切り換えスイッチ、ピッチコントロールのボリューム。
ちなみに本家についているボディーコンタクトの機能は、Y-Touchというユニットで独立させました。

Y-Touch

単体でもかなりインパクトがありますが、他のユニットと組み合わせて使ってもなかなか楽しいです。今後イベントで大活躍しそうです。Kaseoさん、有難うございました!

Kaseoさんとのコラボの報告Vol.2 「CV/GATE ピカルミン」に続きます。

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カテゴリー: 自作楽器 SYSTEM Yのニュース | 投稿日: | 投稿者:

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